子育てにもコーチングを活用|コーチングの実例


~名古屋商工会議所 中小企業振興部 上前津支部主催ビジネスコーチング実践講座~入門編~の講座を受けてくださった、鈴木直美様からのお手紙です~

みどりコーチへ

お元気ですか? 私は相変わらず、“サポータータイプ100%”で頑張っております!

コーチングを学んでから今まで、「どんなふうに聴くか・何を聴くか」を意識して会話をするよう心掛けて参りました。ただあいづちを打つだけでなく、共感したり質問したりして、とことん聴いていくことによって、相手がどんどん心を開いて話してくれるようになりますね。

心の奥深くにある、本人にも気付いていない思いを引き出させていただくこともあり、本人だけでなく私自身もびっくりしてしまう時があります。

お母さんには何でも話せるよ

私の中学一年生の娘に約半年間コーチングを実践して得た成果は、“不安に思っている事や親には言いにくい話”を「お母さんには何でも話せるよ」と言って、自分から何でも話してくれるようになったことです。

以前の私は、親の立場からつい、考えを押し付け気味のティーチング的会話をしていました。娘が困っていると、私が「こうしたら?」と言ってしまいます。娘は「わかった」と返事はするのですが、行動が伴っていませんでした。

ところが、コーチング的会話に切り替えると、私が

「じゃぁ、どうしたいの?」

「そういう時は、どうしようか?」

「それを成功させるには、何が必要だろうね?」

という具合に、考えてもらうための質問をなげかけるので、娘は一生懸命考え、自分でできる範囲の答えを見出していくようになり、「やってみる!」と元気に行動するようになりました。

このような日常のやり取りから、娘は私に安心と信頼で接してくれるようになったと感じています。

お母さんの子供でよかった

最近、「お母さんは他のお母さんとは違う!友達のお母さんは話を聞いてくれないんだって!」と友達のお母さんと比較してそう話してくれました。そして、「お母さんの子供でよかったよ。話を聞いてくれるもん。」と言ってくれた時は、本当に涙が出ました。

子供達は皆、毎日いろいろな気持ちを抱えて家に帰ってきます。特に言いにくい話(親に心配掛けたくない気持ちがそうさせている事もあって)を聞き出すには、子供から話してくれるよう、話しやすい雰囲気を日々作ってあげなくてはならないということに気付かせていただきました。

毎日の何気ない会話がとても大切だったのですね。ティーチングではなくコーチング。この違いに気付く事ができたのは、みどりコーチのおかげです。本当にありがとうございました。

これからも、学び実践し続けて、幅広くコーチングを活用していきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い致します。

2005.5.4 鈴木 直美

鈴木直美様

お手紙ありがとうございます。鈴木さんと初めて会ってから早いものでもう9ヶ月がたとうとしています。3ヶ月の講座中は直美さんの共感性の強さに全員が癒されたものです。

お手紙を拝見して、コーチングがきっかけでお子さんとの絆が強くなったようで、ほんとうにうれしいです、ご報告ありがとうございます。直美さんのこの半年の関わり方がどんなにお子さんの未来を楽にしたか計りしれないです。

絆があるところには愛があり楽に成功していけるからです。分離は不安感を生みます、その分離によって人は自己概念を作っていくのです。

人は平均して5万個もの自己概念にとらわれているそうです、幸せになるためにあれもこれもしなければならないという考えから、色んな方向に引っ張られているんです。

これからもお互い色んな問題に直面すると思います。問題が起きたときは同時に、答えもやっていきているというのを知ってますか?自己概念の鎧を着た私たちはその答えを受け取るのが怖いので、答えがくるのが遅いのです。私たちはもっともっと受け取っていい存在なのです、答えを知っている部分への回路を開き、もっともっともらっちゃいましょう!

そして自分ともっともっと向き合っていきましょう、一緒にね!直美さんには安倍清明のような力がもう既にそなわっているのですから。